フライド・グリーン・トマト

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日本では、よく「子は親の鏡、親は子の鏡」と言います。が、考えたら、今の自分自身(これを読んで下さっているアナタ)を、取り巻く、お友達、親友、苦も楽も共に共感し合い、語り合える、ホントの友情関係も、自分自身の鏡だったりしますよね((^^))私にも何でも話せ、お互いに助け合える友達が居ます。趣味や嗜好も互いに違うし、性格と性質、性別も違ったり。。。しかし似てない様で似ていたりする。友達は有難い力強い存在だわ。。。まあ、私で言うと、そういう意味での親友は、姉であり、女友達や、マネージャーさんかしら?みたいな事を考え、思いつつ、こちらの名作「フライド・グリーン・トマト」を御紹介しますね。
現代の老人ホームで何気無く出会った、歳を重ねた老人の女性と、今の自分自身に(夫婦生活にも)疑問を感じる主婦の二人(ジェシカ・タンディ&キャシー・ベイツ)この老人が、主婦に語る懐古話から物語は始まります。。。
1930年代のアラバマで、フライドグリーントマトと、バーベキューを売りにカフェを経営する二人の女性。貞淑で何事にも耐えうる女性。そして、もう一方は、男まさりで負けん気だけは人一倍の女性。しかし繋がる絆と、補い合う友情は確固たる物を持つ、この二人に、驚愕の事件が、、、

現在と過去を行き来しながら物語は進み、世代を越え、年代を越えた女性同志の友情がはぐくみ、知らない間に、煮えきらない主婦(キャシー・ベイツ)にも驚きの心の変化と、エンディングが。。。
キャシー・ベイツとジェシカ・タンディ(どちらも、アカデミー受賞)の、実力派名女優の演技は、観る者の心をとらえて離しません。そして、1930年代のアラバマシーンで登場のメアリー・スチュアート・マスターソンと、メアリー・ルイーズ・パーカーの、これまた名演技は、観る者の心に、切なく熱い物をジワリジワリと与える事でしょう。

しかしキャシー・ベイツという女優は「ミザリー」から「フライド・グリーン・トマト」「タイタニック」「悪魔のような女」、、、
怖がらせる事、笑わせる事、泣かせる事まで、オールジャンルをこなすベテラン性格俳優。その限りない能力には恐れ入りますわ((^^))

1991年作品。

ジワリジワリ感動度(5)
大人度(5)
友情度(5)
豪華出演者度(5)
ファミリー度(4)