スタア誕生

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芸能界の様々なジャンル。。。
歌手。女優。ダンサー。コメディアン。。。
一つのジャンルだけでも、突出させ、抜きん出る事が難しい世界、、、しかしながら、全てを総合して、ナンバーワンの魅力を発揮する「ジュディ・ガーランド」…現役当時の頃から、その能力は、世界最大の評価を受け、世界中から羨望と憧れのまなざしを一身に受けるワン・アンド・オンリーの名女優でした。。。そして没後40年を経過した現在でも、彼女を越す芸能人を探す事は、ハリウッドでも難しく、二度と出現する事が無いであろう才能と存在感。。。溢れる魅力を、これまで演じてきた作品以上に、本作品『スタア誕生』で披露しております。
ミュージカル映画スターとしてのジュディ・ガーランドは、その絶頂期が第二次大戦中、、、と、言う事もあり、日本で映画作品を公開、封切る事が難しい時代のアメリカの大スターでした。もし映画スターとしての絶頂が5年〜10年ずれていたならば、彼女の日本での扱いは「オードリー・ヘプバーン」「マリリン・モンロー」の様な、象徴的存在になっていた事でしょう。
物語は……スター俳優ながら酒浸りと暴力が止まらない落ちぶれてきた、ノーマン(ジェームス・メイスン)が、ひとめ惚れした、駆け出し女優の、エスター(ジュディ・ガーランド)を、大スターに押し上げていくストーリー。しかし、酒がやめられず自暴自棄なノーマンは会社からも信用を無くし、エスターとは逆に、更にスターの坂道を転がり落ちていく。。。ノーマンは酒を断ち復活なるのか、、、エスターとノーマンの熱い恋愛の行方は、、、。
ジュディ・ガーランドとジェームス・メイスンの心の琴線に触れるかの、繊細かつ大胆なメリハリの名演技は、観る私達の涙腺を確実に緩めさせます。

 

1954年作品。
哀しさ・悲しさ度(5)
ジュディ・ガーランド才能度(100)
ストーリー度(5)
嬉しさ度(5)
豪華絢爛度(5)