以前、下伊豆に取材撮影で伺わせて頂いた際、、、
古くから伝わる、伝統の技を、その土地で生きる、お母様方(お婆様方)から教えて頂きました。
「つるし雛」
昔々は、高価な雛人形を買う事が出来ず、飾る事も出来ない、民間(庶民)の人達は、余った着物の端切れで、こうした可愛い、お人形さんを、タクサンタクサン縫い作り、つるしては、お子さんの無事な成長を祝い、無事な成長を願っていたんですって。。。
私もトライする事になり、、、小学時代、得意でした家庭科、お裁縫の授業を思い出しながら作成。。。
恐れ入りました、、、一時間半かかりましたよ(~~ゞ
1ミリ単位、丁寧に丁寧に、本返し縫いとの戦い(苦笑(((((^_^;)
私が驚いたのは、丁寧に教えて下さった「人生の女先輩方」の、昔々の、お話。。。
「…産まれてくる娘に、雛人形を買ってやれなくてねぇ、、、臨月ギリギリまで数十個、縫って作っては、つるし雛にして、お祝いしたものよぉ((^^))」
臨月ギリギリまで………我が子に対する深い想いと愛情に泣けてきましたよ。
色々な温かい意味が込められている人形です。
私は「月からの使者・神からの使者」と、言われている『うさぎさん』を作成…
私の母いわく…
『アンタは仕事で、普段なかなか体験出来ない、色々な事。様々な有難いお話が聞けているわね。この仕事には本当、感謝なさいよっ。そして、それを又、人様に御恩返しし、若い世代に改めて伝えて行きなさいよ、、、、、威張ったり、生意気になっているヒマは無いからねっ(笑)』
母は、いい感じでビールを、飲みながら、よく私に言い聞かせるものです。
はいっ((^^))vvv